忍者ブログ

ウタカタノユメ

ネタバレ注意!実写版感想


るろうに剣心実写版見てきたよ


ということで、ここからはネタバレになりますので、隠します。
じゃあね~♪

映画館は昨年できたばかりの建物だったので、超キレイ。スクリーンもでかい!座席も指定席だったので、安心。お客さんは、7割くらいかな。日曜日ならもう少し入ってもいいと思うんだけど、まあ、仕方がないか。

さて、本題。

まず、結果から言いますと、「一度観てください」。

良かった面、悪かった面などみなさんすでに観た方、意見はまちまちでしょうが、私の個人的な感想なので、「それは違う!」と思っても、指摘しないでね(笑)

始まりは、戊辰戦争から。そこで「錦の御旗」をかかげ、戦いが終わります。そこでの戦闘シーンで、まず度肝を抜かれます。すっごい速さ。すっごい迫力。あれ、スタント使っていないんでしょう?それが本当なら、健クン、すごい。よくもまあ、あんな山の斜面で、足場の悪い環境で、あそこまで動ける。しかも、瞬きできないほど、速い!速い!!そんな速い戦闘シーンが至る所に散りばめられており、そのシーンになると思わず身を乗り出して、拳握っている自分がいました(笑)もちろん、健クンだけじゃない。江口洋介、かっこよかった~!斉藤一にぴったりだったよ。左之助、上手かった!でもって、吉川の刃衛、怪演でした~

ストーリーは、コミックスで言う観柳編を改編してあります。でも、蒼紫は出てきません。その代り、外印と番神、刃衛が手下となっていて、さらには、斉藤一がすでにこの時点で山縣有朋の命に従っている(山縣に頭を下げるシーンがあったんだけど、あれはちょっと違和感があった)。神谷道場一帯をつぶして、アヘンを世に流し、観柳帝国を作るのが観柳の野望。そのためには、道場近くの井戸に毒物を流したり、やりたい放題。恵は観柳の愛人になっていたのですが、逃げだして弥彦に助けられ、神谷道場に居候。剣心も道場を荒らしに来た観柳の手先を倒し、そのまま警察に連行、ただし、そこで再会した山縣、斉藤の計らいで釈放、迎えに来ていた薫に連れられ、道場の居候となります。
また、赤べこでの乱闘で左之助と戦うも、剣心の「あんな男にお主の腕を売るのか」(そんな感じのセリフだよ)の言葉に、左之助が戦意喪失。剣心に肩入れするようになり、ここでようやく剣心組が勢ぞろい。
その後はコミックス通り、このまま道場にいたら迷惑がかかる、と観柳の元に帰った恵を、剣心と左之助が救出に。ガトリングガンをぶっ放す観柳に手を焼いていたとき、「道場の小童の知らせ」で助太刀に来た斉藤と観柳を倒し、恵を救出。その際、刃衛に拉致された事実を知る恵から、「薫が危ない」と聞かされた剣心が救出に行く、というストーリー。
コミックスで言うと、喜兵衛兄弟と刃衛のストーリーが混ざってる状態です。

何度も言うようですが、殺陣はすごかった。ハイスピード、迫力画像、「龍馬伝」を見ているようでしたね。(もちろん、同じ監督なので当たり前ですが)。だから、もっと綺麗な画面を期待している人は見ない方がいいかも。結構血しぶき、ブシュブシュ言いながら、噴水のように出てますからね。しかも、相変わらず、ほこりっぽいし。牢屋のシーン、まるで龍馬伝の以蔵が拷問受けてるシーンを思い出しちゃったよ。あれも健クンだったなぁ。

回想シーン、清里を斬る~巴が清里の亡骸に泣きつくシーンがありまして、そこは良かったかな。巴は後姿だけでしたが、十分に悲しさが伝わってきました。巴に重点を置きすぎてしまうと、またアニメ版のように、薫がないがしろにされてしまうトコロだったんですが、今回は、後姿だけの登場だったので、ちょっとホッとしました。

刃衛との戦いは、これまた戦闘シーンということで、すごい速さでした。しかも二人ともよく動くわ~。
吉川、血が似合う(笑)
刃衛の有名な、そして本編でも剣心の心をがんじがらめにしてしまう「人斬りは所詮人斬り」の名セリフが、やはり映画でも剣心の心を乱していました。
しかも、斉藤の「俺たちは剣に生き死んでいくしか、生きる道はないはずだ」と言う呟きがあり、全体から言っても今後続編があるのかな、と思わせるような作りだったと思います。

俳優さんたちはさすが、皆巧いですね。特に脇役が。もうね、香川照之のあの下唇の突き出し方(生まれつきなのかもしれませんが)なんて、ほんと巧いっていうか、悪に見えたって言うか。そんな中で、健クン、もう少し滑舌よくならないかな、と気にしたのは私だけ?吠えるシーンは勢いにまかせてっていうところがあるからいいんですが、薫と話すときの、穏やかなセリフは、逆に滑舌の悪さが気になってしまいました。でも、他はすごかった。

さて、ストーリーの一番最後。刃衛から助けられ道場に戻った剣心と薫。薫はずっと気を失っていて、目覚めれば朝になっていました。剣心が居なくなってしまったと勘違いした薫は、剣心を探しに庭に裸足のまま飛び降ります。その時、野菜を仕入れてきた剣心が帰って来るのですが、その時に、あの京都編の最後の名セリフ!我々ファンが最も大切にしているセリフが、いとも簡単に使われているわけで、そこは「ちょい待ち~!」と思いました。
そう、あの、
「お帰りなさい」
「ただいまでござる」
そこで、エンドロール。

ダメだよ、そこであれを使っちゃ。京都編の集大成の言葉が、あのセリフに込められてるんだから。最後の最後で、ガッカリでした。

ただ、全般的には、他の実写版よりはよくできてる方だと思うよ。懸念していた技の名前を言いながら斬りあうっていうのはなかったし。
劇中、ところどころにかかっていたBGM,女の人が「あ~あ~」みたいな感じで歌ってる、ってのは、龍馬伝と同じ手法?同じ歌手?


ということで、まあまあ満足ってところかな。
もし行かれた方、ぜひ感想なども送って下さいね~

それでは、今日はこの辺で。


拍手[3回]

PR